東京でおすすめの電力会社7選!実質料金で比較した失敗しない選び方

東京電力の従量電灯Bをそのまま使い続けていませんか。2025年度の再エネ賦課金は過去最高の3.98円/kWhに上がっており、何もしなければ電気代は自動的に増えます。

一方で、電力会社を見直すだけで一人暮らしでも年間約10,000円、ファミリー世帯なら年間30,000円以上の節約が可能です。手続きはスマホで5分、工事も解約連絡も不要。以下を読めば、あなたの世帯に合った電力会社が1社に絞れます。

目次

東京でおすすめの電力会社ランキング7選【2026年版】

東京電力エリアで使える電力会社は100社を超えます。ただし、多くの比較サイトが掲載している料金は「基本料金+電力量料金」だけ。実際に各社の公式シミュレーションに同じ使用量を入力して比べると、燃料費調整額や容量拠出金の差で「表示上は安いのに請求額では負けている」会社が出てきます。

今回、7社の公式料金シミュレーションに月200kWh・300kWh・400kWhの3パターンを入力し、燃料費調整額を含んだ金額で比較しました。その結果をもとに、東京でおすすめできる電力会社を以下の7社に絞っています。

電力会社料金レベル特徴向いている世帯セット割
CDエナジーダイレクト世帯別プラン充実全世帯ガスセット割あり
東京ガス新電力販売量No.12〜3人世帯ガスセット割あり
オクトパスエナジー再エネ100%で安い環境重視の世帯なし
シン・エナジー少量利用でも安い一人暮らしなし
TERASELでんき楽天ポイント還元使用量多い家庭なし
Looopでんき△〜◎市場連動型電気使用を調整できる人なし
idemitsuでんきガソリン割引車を持つ家庭ガソリン割引あり

料金レベル: ◎=東京電力より明確に安い / ◯=やや安い / △=月によって変動
料金は時期によって変動するため、各社の公式サイトで最新のシミュレーションを確認してください。

CDエナジーダイレクト|世帯別プランの充実度が圧倒的

東京で電力会社を選ぶなら、まず候補に入るのがCDエナジーダイレクトです。理由は、世帯別にプランが細かく分かれている点にあります。

中部電力と大阪ガスの合弁会社で、経営基盤の安定性も判断材料になります。一人暮らし向けの「シングルでんき」、ファミリー向けの「ファミリーでんき」、電気もガスもまとめたい人向けの「ベーシックでんき+ガスセット」と、自分の使用量に合ったプランを選びやすい設計。ここまでプランの選択肢が広い会社は、東京電力エリアでは他にありません。

CDエナジーの公式シミュレーションで注目すべき点が1つあります。シミュレーション結果に燃料費調整額が含まれた金額が表示される点です。他社のシミュレーションでは「基本料金+電力量料金」だけの結果しか出ないことがあり、そのまま比較すると実際の請求額と乖離します。CDエナジーのシミュレーション結果をベースにすると、他社との正確な比較がしやすくなります。

ガスセット割は月100〜300円程度、年間1,200〜3,600円の上乗せ節約。ただし月の使用量が120kWh以下だと東京電力との差がほぼ消えます。この境界線は後述するシン・エナジーとの比較で重要になるので、自分の検針票の平均使用量を確認しておいてください。

東京ガス|ガスとセットで手堅く節約できる定番

「電気は変えたいけど、ガス会社まで変えるのは抵抗がある」。そういう人にとって、東京ガスは最も現実的な選択肢です。

東京ガスを選ぶ最大の理由は、ガスの契約はそのままで電気だけ切り替えられる手軽さにあります。新電力の中で販売量No.1の実績がありますが、これは「料金が最安だから」ではなく「ガスとまとめるハードルの低さ」が支持されている結果でしょう。料金プランは「基本プラン」が中心で、東京電力より基本料金・従量料金ともにわずかに安い設定。劇的な安さはないものの、ガスとのセット割を加えると月200〜400円程度の節約になります。

注意したいのは、月150kWh以下の一人暮らし世帯。この使用量帯では年間の節約額が3,000円程度にとどまり、CDエナジーやシン・エナジーのほうが差額が大きくなります。東京ガスが本領を発揮するのは月200kWh以上の2〜3人世帯以上で、ガスもセットにしたい場合です。

オクトパスエナジー|再エネ100%で料金も安い

再エネ系の電力会社は「環境に良いが料金は高い」が常識でした。オクトパスエナジーはこの前提を覆しています。

イギリス発の電力会社で、供給する電気はすべて再生可能エネルギー由来。それでいて東京電力の従量電灯Bより安い料金設定を実現しています。なぜ再エネなのに安いのか。グローバルで1,000万世帯以上に供給するスケールメリットと、自社開発のITプラットフォームによるコスト削減が背景にあると見られています【要検証】。

契約期間の縛りも解約金もないため、「試しに使ってみて合わなければ戻す」というスタンスで始められます。キャンペーンも頻繁に実施しており、友達紹介で双方に特典が付くプログラムも。

一方で、ガスとのセット割はありません。電気単体の料金はCDエナジーより安い月もありますが、ガスとトータルで考えた場合にどちらが得かは使用量次第。シミュレーションで電気単体とセット割込みの両方を比較してください。

シン・エナジー|使用量が少なくても確実に安くなる

一人暮らしで月の使用量が少ない人にとって、シン・エナジーは最有力候補です。

多くの新電力は「使用量が多いほどお得」という料金体系で、月150kWh程度の一人暮らしだと東京電力との差がわずかにしかなりません。シン・エナジーは違います。第1段階の従量料金から東京電力より安く設定されているため、月120kWhしか使わない人でも確実に差額が生まれる仕組み。CDエナジーとの分岐点は月180kWh前後で、これより少なければシン・エナジーが有利です【要検証】。

生活フィットプランという時間帯別のプランも見逃せません。日中不在で夜間と休日に電気を多く使うライフスタイルなら、通常プランよりさらに安くなる可能性があります。会社勤めで日中は家にいない一人暮らし向け。在宅ワーク中心の人には向きません。

固定型の料金体系なので、市場価格の高騰で請求額が跳ね上がるリスクもなし。毎月の電気代が予測できる安心感を重視する人にも合っています。

TERASELでんき|楽天ポイント還元で実質最安クラス

楽天経済圏を活用しているなら、TERASELでんきの実質料金は見逃せません。ポイント還元を加味すると、ファミリー世帯では最安クラスに躍り出ます。

電気料金自体も東京電力より安い設定ですが、最大の特徴は楽天ポイントの還元。月350kWh以上使うファミリー世帯では、年間の節約額とポイント還元を合わせると年間20,000〜30,000円相当になるケースもあります。

ただし、これは楽天市場で定期的に買い物をする人に限った話。ポイントを使う機会がなければ実質的な価値はゼロです。「楽天をほとんど使わないがTERASELは安いのか」と聞かれれば、純粋な料金比較ではCDエナジーやオクトパスエナジーのほうが安くなるケースがあります。自分の楽天利用頻度を冷静に見てから判断してください。

なお、ランキング6位のLooopでんきは市場連動型プランで、電力市場の価格に応じて30分ごとに料金が変わります。安くなる月もあれば高くなる月もあるため、リスクを許容できる人向け。7位のidemitsuでんきは、ガソリン代の割引やオール電化対応プランがあり、車を持つ家庭やオール電化住宅に強みがあります。

東京の電力会社を選ぶときに確認すべき4つのポイント

ランキングを見ても「結局どれが自分に合うのかわからない」と感じる人は多いはずです。電力会社選びで失敗しないためには、料金の見方そのものを変える必要があります。

「実質料金」で比較する――燃料費調整額と容量拠出金の落とし穴

電力会社の比較で最も見落とされやすいのが、請求書に載る「それ以外の費用」です。

電気料金の内訳は、基本料金と電力量料金だけではありません。毎月の請求額には燃料費調整額、再エネ賦課金、そして2024年度から本格的に反映され始めた容量拠出金が加わります。比較サイトの多くは基本料金と電力量料金だけを並べていますが、燃料費調整額の計算方法は電力会社ごとに異なります。

具体的にどれくらい差が出るのか。月300kWhの使用量で、表示上の料金が安い会社と高い会社を比べたとき、燃料費調整額の差だけで月500円以上の逆転が起きることがあります。理由は、新電力各社が採用している燃料費調整の計算式が異なるため。旧一般電気事業者(東京電力)の調整額をそのまま適用する会社もあれば、独自の計算式で調整する会社もあります。この違いは公式サイトの料金表だけでは見抜けません。

各社のシミュレーションを使う際のポイントは1つ。結果画面に「燃料費調整額を含む」の注記があるかどうかを確認すること。これがない場合、表示額と実際の請求額が大きく乖離する可能性があります。

固定型と市場連動型の違いを理解する

東京で使える電力会社のプランは、大きく「固定型」と「市場連動型」の2種類に分かれます。

固定型は従来の東京電力と同じ仕組みで、1kWhあたりの単価があらかじめ決まっています。毎月の電気代が予測しやすく、市場価格の高騰に巻き込まれない安心感がある。CDエナジー、東京ガス、シン・エナジー、TERASELでんきなどがこのタイプです。

市場連動型は、日本卸電力取引所の市場価格に連動して30分ごとに料金単価が変わります。Looopでんきが代表格。電力需要が少ない春秋の日中や深夜帯は非常に安くなりますが、真夏や真冬の需要ピーク時には単価が跳ね上がることも。

リスクの規模感を具体的に言うと、2021年1月の寒波時には電力市場価格が通常の10倍以上に高騰し、市場連動型プランの利用者で月の電気代が通常の3〜5倍になった事例が報告されています【要検証】。一人暮らしでも月2万円を超えた報告があり、この規模の変動を受け入れられるかどうかが判断の分かれ目です。電気の使用時間帯を柔軟にずらせない人は、固定型を選んでください。

ガスセット割・ポイント還元を加味する

電気料金だけで比較すると見落としがちなのが、ガスセット割とポイント還元です。

東京ガスやCDエナジーダイレクトは、電気とガスをまとめて契約すると月100〜300円のセット割が適用されます。年間で1,200〜3,600円。電気料金の差額が小さくても、セット割を加えると逆転するケースがあります。

ただし「セットにすれば必ず得」とは限りません。たとえば電気はオクトパスエナジー、ガスは東京ガスのままにしたほうが、セット割を使うよりトータルで安くなるパターンもあります。面倒でも、電気単体の最安と電気+ガスセットの最安をそれぞれシミュレーションで確認して比較する価値はあります。

ポイント還元も同様。TERASELでんきの楽天ポイント還元は魅力的ですが、楽天を普段使わない人にとっては実質的な価値がゼロです。自分が日常的に使うポイントかどうか、冷静に判断してください。

解約条件と契約期間を事前に確認する

「乗り換えてから後悔したらどうしよう」と心配する人は、解約条件を先に確認しておくと安心です。

主要な新電力のほとんどは解約金がかかりません。CDエナジー、東京ガス、オクトパスエナジー、シン・エナジー、TERASELでんきのいずれも、契約期間の縛りなし、解約金なし。気に入らなければいつでも別の会社に切り替えられます。

一部の電力会社では2,000〜3,000円程度の解約手数料が設定されている場合もあります。申し込み前に契約約款の「解約」の項目を確認するか、公式サイトのFAQで「違約金」を検索すれば確認可能です。

もう1つ見落としやすいのが引っ越し時の対応。現在の住所で使える電力会社が、引っ越し先でも対応しているとは限りません。近い将来に引っ越す予定がある場合は、対応エリアの広さも判断材料に加えてください。

【世帯人数別】東京でおすすめの電力会社の選び方

電力会社の節約効果は、月にどれだけ電気を使うかで大きく変わります。「おすすめ」と言われても自分の生活に当てはまるのか不安なら、世帯人数と平均使用量から絞り込むのが確実です。

一人暮らし(月150〜200kWh)は基本料金の安さで選ぶ

一人暮らしの場合、月の電気使用量は150〜200kWhが平均的な範囲です。この使用量帯では、第1段階の従量料金と基本料金の差が節約額にダイレクトに効きます。

「一人暮らしだと電力会社を変えてもたいして変わらないのでは」と思うかもしれません。確かに月の差額は500〜850円程度で、ファミリー世帯ほどの金額にはなりません。しかし年間に換算すると6,000〜10,200円。毎月の手間はゼロで、申し込みの5分だけ。やらない理由を探すほうが難しい金額です。

一人暮らしで最も差額が出やすいのはシン・エナジーの「きほんプラン」。第1段階の従量料金から東京電力より安いため、使用量が少なくても確実に節約できます。CDエナジーの「シングルでんき」も候補になりますが、月180kWh前後を境にどちらが安いかが入れ替わります【要検証】。電気とガスをまとめたいならCDエナジー、電気だけで最大限安くしたいならシン・エナジー。この使い分けが判断の軸です。

7〜8月にエアコンで200kWhを超える月があっても、この傾向は変わりません。

2〜3人世帯(月200〜350kWh)はバランス型を選ぶ

2〜3人世帯になると月の使用量は200〜350kWhに広がります。この帯域では第2段階の従量料金の差が年間の節約額を左右します。

総合力が高いのはCDエナジーダイレクトの「ベーシックでんき」です。従量料金の各段階で東京電力より安い設定に加え、東京ガスのガスからCDエナジーのガスに切り替えればセット割も適用されます。電気とガスの合計で月500〜800円、年間6,000〜9,600円の節約が見込めます。

東京ガスの「基本プラン」も有力候補。CDエナジーほどの割引幅はないものの、ガスの契約はそのままで電気だけ東京ガスに変えられる手軽さがあります。ガス会社を変えるのに抵抗がある人にとっては、この「手間の少なさ」が決定的な差になるケースも多い。

冬場に300kWhを超える月が続く場合は、第3段階の料金が安いTERASELでんきも検討してください。2〜3人世帯は季節によって最適な会社が変わりやすいので、夏場と冬場の両方の使用量でシミュレーションを回すのがコツです。

ファミリー世帯(月350kWh以上)は従量料金の安さで選ぶ

4人以上のファミリー世帯では月350〜500kWh、夏場はエアコンのフル稼働で600kWhを超えることも珍しくありません。使用量が多いほど第3段階の従量料金の差が効いてきます。

この帯域で年間の節約額が大きいのはTERASELでんきです。第3段階の料金が東京電力より明確に安く、月400kWh使用の家庭で月1,500〜2,500円の差額が出ます。楽天ポイント還元も加えると、年間では20,000〜30,000円相当の節約になるケースも。

オクトパスエナジーもファミリー世帯と相性がいい電力会社です。使用量が多くても従量料金が抑えられた設計で、再生可能エネルギー100%。「電気代も抑えたいけど環境にも配慮したい」という家庭に向いています。

注意すべきは夏のピーク月。年間平均で安くても、8月に500kWhを超えたときの請求額が想定以上に高いプランもあります。各社のシミュレーションに夏場の使用量を入力して、ピーク月の請求額まで比較してください。年間平均だけで判断するのは危険です。

東京電力から乗り換える手順【申し込みから切替まで】

電力会社の乗り換えは、スマホから5分で申し込みが完了します。元の電力会社への解約連絡は不要で、切替工事も原則なし。「手続きが面倒そう」という理由で先延ばしにしている人ほど、拍子抜けするほど簡単です。

申し込みに必要なもの(検針票 or 供給地点特定番号)

手元に用意するものは2つだけです。

1つ目は「供給地点特定番号」。22桁の数字で、検針票やマイページに記載されています。検針票が手元にない場合は、東京電力エナジーパートナーのWeb会員ページ「くらしTEPCO」にログインすれば確認できます。

2つ目は「お客さま番号」。検針票やくらしTEPCOのマイページに載っています。

マンション住まいの場合は1つ確認が必要です。高圧一括受電を採用しているマンションでは、個別に電力会社を変えられません。確認方法として一番手っ取り早いのは、希望する電力会社のWebサイトで申し込み画面を進めてみること。供給地点特定番号を入力した時点で対応可否が自動判定され、一括受電マンションの場合はその場でエラーが出ます。管理組合に聞くよりも速く、確実に結果がわかります。もちろん管理組合への確認や管理規約の確認でも判断可能です。

申し込みから切替完了までの流れ

手順は3ステップで完了します。

ステップ1は、新しい電力会社のWebサイトから申し込み。供給地点特定番号、お客さま番号、支払い方法を入力します。所要時間は5分程度。東京電力への解約連絡は新しい電力会社が代行するため、自分で電話する必要はありません。

ステップ2は、スマートメーターの設置確認。すでにスマートメーターが付いている家庭はこのステップ不要です。未設置の場合は東京電力パワーグリッドが無料で交換してくれます。立ち会いも原則不要、工事時間は20〜30分程度。

ステップ3は、切替完了を待つだけ。申し込みから2〜3週間で自動的に新しい電力会社に切り替わります。切替日は事前にメールで通知されます。電気が止まる時間はなく、切替日をまたいでも通常通り電気を使い続けられます。

乗り換え時の注意点とよくある失敗

スムーズに乗り換えるために、3つの注意点を押さえておいてください。

1つ目は、オール電化プランからの乗り換え。東京電力の「スマートライフプラン」など夜間料金が安いオール電化向けプランを契約している場合、一般的な新電力に切り替えると逆に高くなる可能性があります。オール電化住宅の場合はidemitsuでんきのようにオール電化対応プランを持つ会社を選んでください。

2つ目は、引っ越しと同時の乗り換え。新居での電力会社を切り替えたい場合、先に東京電力で通電手続きを済ませてから、新電力に申し込む流れになります。引っ越し当日から新電力を使い始めることはできません。

3つ目は、二重請求への不安。切替日をまたいだ月の料金は日割り計算されるため、二重に請求されることはありません。旧電力会社の最終請求と新電力会社の初回請求を足しても、通常月と同程度の金額になります。

東京の電力会社に関するよくある質問

東京で電力会社の乗り換えを検討する際に、多くの人がつまずくポイントをQ&A形式でまとめました。

新電力会社が倒産したら停電しますか?

停電しません。どの電力会社と契約していても、電気は東京電力パワーグリッドの送電網を通って届きます。新電力が事業撤退した場合でも、送電そのものは継続されます。最終的には東京電力エナジーパートナーが供給を引き継ぐセーフティネットが制度として用意されているため、「ある日突然電気が止まる」という事態は起こりません。

マンション住まいでも電力会社を変えられますか?

高圧一括受電を採用しているマンション以外は変更できます。一括受電かどうかは、希望する電力会社のWebサイトで供給地点特定番号を入力すれば自動判定されます。分譲・賃貸を問わず、一般的な低圧契約であれば大家さんの許可も不要です。

2026年度の再エネ賦課金の値上げで電気代はどれくらい上がりますか?

2025年度(2025年5月〜2026年4月適用)の再エネ賦課金は3.98円/kWhで、前年度の3.49円から約14%上昇しました(経済産業省 2025年3月21日発表)。月300kWh使用の家庭で月約147円、年間で約1,764円の負担増になります。月500kWh使うファミリー世帯なら年間約2,940円の増加。この負担増を電力会社の乗り換えによる節約で相殺できるかが、見直しの判断ポイントです。

電力会社の乗り換えに違約金はかかりますか?

ほとんどの新電力は違約金なしです。CDエナジー、東京ガス、オクトパスエナジー、シン・エナジー、TERASELでんきはいずれも解約金が発生しません。一部の電力会社では2,000〜3,000円の解約手数料を設定していることがあるため、申し込み前に契約条件を確認してください。

市場連動型プランと固定型プラン、どちらを選ぶべきですか?

電気の使用時間帯を柔軟に調整できる人以外は、固定型を選んでください。市場連動型は安くなる月もありますが、2021年1月の寒波時には月の電気代が通常の3〜5倍に跳ね上がった事例があります。リスクの詳細は上記「固定型と市場連動型の違いを理解する」で解説しています。

電気とガスはセットにしたほうがお得ですか?

東京ガスを利用している家庭の場合、セット割で月100〜300円の追加割引になるケースが多く見られます。ただし、電気とガスを別々の最安会社で契約したほうが総額で安くなることもあります。電気の最安とガスの最安をそれぞれシミュレーションで確認し、セット割の金額と比較するのが確実です。

在宅ワークで電気代が増えた場合、どの電力会社がおすすめですか?

在宅勤務で日中のパソコンやエアコン使用が増えると、月30〜50kWh程度の使用量増加が見込まれます。使用量が増えるほど第2段階・第3段階の従量料金の差が効いてくるため、CDエナジーやTERASELでんきなど上位段階の料金が安い電力会社が有利です。在宅前後の検針票を比較して、実際の増加量を把握してからプランを選んでください。

乗り換え後に電気の質が変わることはありますか?

変わりません。どの電力会社から電気を買っても、届く電気は同じ送電網を通ります。電圧、周波数、停電のしやすさに違いは出ません。送電網を管理しているのは東京電力パワーグリッドで、この仕組みは契約先を変えても同じです。

まとめ|東京で電力会社を選ぶならこの組み合わせ

東京でおすすめの電力会社は、世帯の電力使用量によって変わります。最後に世帯別の推奨をまとめます。

世帯タイプ月の使用量おすすめ電力会社年間節約額の目安
一人暮らし150〜200kWhシン・エナジー6,000〜10,200円
2〜3人世帯200〜350kWhCDエナジーダイレクト6,000〜9,600円
ファミリー350kWh以上TERASELでんき20,000〜30,000円

迷ったらCDエナジーダイレクトを選んでおけば大きく外れることはありません。一人暮らしからファミリーまで世帯別のプランが用意されており、ガスセット割も使えます。「どれがいいかわからないけど、東京電力のままは損だと思う」という人には、最初の一歩として適した選択肢です。

乗り換えの手続きはスマホから5分で完了します。解約金もかからない会社がほとんどなので、試してみて合わなければまた変えればいい。

再エネ賦課金は2025年度に過去最高の3.98円/kWhへ上がっており、何も変えなければ電気代は自動的に増えます。電力会社の見直しで節約できる金額は、この負担増を十分に上回ります。検針票を手元に用意して、気になる電力会社の公式サイトで料金シミュレーションを試してみてください。

出典情報

#主張出典
1再エネ賦課金3.98円/kWh(2025年度)経済産業省 2025年3月21日発表
2CDエナジー=中部電力と大阪ガスの合弁中部電力プレスリリース
3東京ガス=新電力販売量No.1資源エネルギー庁 電力需要実績
42021年1月寒波でJEPX最高154.6円/kWh電力・ガス取引監視等委員会
5容量拠出金2024年度から開始電力広域的運営推進機関
6オクトパスエナジー=世界1,000万世帯PRTimes プレスリリース
7供給地点特定番号=22桁東京電力PG FAQ
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